2018年11月17日土曜日

ピックアップ換装


ベーシストですが曲作りの為にギターも所有しています。
これは拘りのSpector NS-6で、生産本数は150本ほどらしいです。
ギター自体は弾きやすく気に入ってはいたのですがMarshall SL5で鳴らすとどうにも抜けが悪い。韓国製のレスポールの方が好みの音が出るという体たらく(笑)。
アンプのセッティングをいくら変えてみてもイマイチ。
これはイカンと言うことで現状のEMG81を断念してピックアップの換装を考えました。


用意したのはSeymour DuncanのAPH-2bです。
アンプもそうなんですがガンズのスラッシュのシグネーチャーモデルで、59をほんの少しパワーアップしたヴィンテージタイプだそうです。
しかしながら装着するギターはレスポールではないので果たして想定している音になるかはやってみないと解りません。これがピックアップ交換の辛いところ(汗;)。


せっかくバラすんだから少々修正を行います。
NS-6はEMG SAを並べて装備するようにザグられているため通常のハムバッカーのエスカッションはギリギリのところで留まっていましたが、あまりにも心細いので修正を加えました。


その後は配線、組み込みとあまりにも普通の作業なので写真は無し(汗;)。
フロントのEMG SAの音は気に入っているのでそのまま。
ということでさっそく音出ししましたが結論から云うと大成功です!!

EMG 81の抜けが悪いと感じたのはレンジの狭さなのかアクティブ独特のコンプレッション感なのかは定かではありません。しかしながら交換して解ったのはAPH-2の方が明らかにダイナミックレンジが広くて生々しいというかギラギラ感が素敵だと感じました。

最初はアクティブ回路のままAPH-2を放り込んでみましたが、こもった元気がない音しか出ません。調べてみるとちゃんと500kのポットを使わないと音に影響が出るようで、今さらながら勉強になりました。それでフロントは接続しないで500kに交換すると想定どおりの音。レスポールじゃないのに思った出音になってビックリしました(笑)。

で、フロントは特に目ぼしい候補が無かったこととSAのザグリに合うピックアップだと選択肢が限られることもあって、そのまま両方を使えるように工夫しました。

パッシブとアクティブ混在のサーキットって大丈夫なの?と疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。
もともとSAと81の音量バランスを取るためにEMG PA2というブースターをSAに噛ましていたのですが、インピーダンスを合わせるためにAPH-2の方にPA2をプリアンプ的に(ノンブーストの設定で)噛ませました。これでマスターボリュームは25kのポットでも問題なく1ボリューム1トーンが可能です。また回路自体がアクティブ化したことで外来ノイズの点でも有利になります。

あとは見た目が変わってしまったので違和感は有るものの時間が経っても慣れなかったらプラスチックカバーでも装着しようかと思っていますが、とりあえず今回はここまでです。

あと使い回しのポットなのでこの辺りは新調するつもりです。オークション等で余った付属純正部品が販売されているので、入手は容易だと思います。

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