2020年10月11日日曜日

ミニマルDAWデスク自作


我が自室は3畳の納戸を改造したもので、いわゆる"狭小"という部屋です。
この自室に楽器と工具を詰め込み趣味の部屋として活用しています。

ここにATV社のaD5を核とした電子ドラムセットやAguilarのベースアンプが配置され、更に所狭しと工具類が散乱しています。

こんな中、DIY用に溶接機を導入したこと、KRK V4 Series2を入手したことで環境を更にバージョンアップさせる計画を立てました。

脚部にスチール角パイプを使用してDAW環境を集約した机の製作に掛かりました。


探し回った挙げ句、ビバホームで18mm厚の合板と30mm×60mmのスチール角パイプを入手することが出来ました。

普段は自宅の裏で作業しますが3×6判の合板は流石にスペース的に無理があるのでお庭で(汗;)。

自宅裏に戻りチップソーで角パイプを切断していきます。

溶接のために塗膜を剥がし

どんどん溶接していきます。

キーボードはシンセサイザーに合わせて削って作った檜のステーで固定、更にスライドレールで机下に収納できるようにしました。
そして得意のウレタン塗装。

天板は1300mm×400mmです。
実は直近でスチールラックの脚を切り溶接してオフセットさせたことでスチール棚を左へ寄せることが出来たので、右側の余った幅が430mmとなりました。
※散らかっててスミマセン。。。
今までは19インチラックが奥行き500mmだったのでこの僅か100mmの為に部屋を上手く利用できない場面が何度かあったのです。
なので机の奥行き400mmというのがお互いに干渉しないラインで、今回の最大の目標となっています。

今回の計画では奥行き400mmに収まらない機材は排除する方向で考えたので、大幅に機材の削減を行うことになりました。
残ったのはMOTU 828MK3、TC HELICON Voice Works Plus、E-mu Proteusu1です。Proteusを残したのは今となっては超貴重な拡張ボードProtologic Boardを内蔵しているからです。古い機材ですが今でも使える音色が満載なのです。

ということで話を戻しますが、機材の整理を行ったことで結局はラックの奥行きを300mmまで詰めることが出来ました。これで机の真ん中にPCのキーボードを設置することにしました。
100mmの幅しかないので115mmのキーボードには少し奥行きが足りません。また、ただ単に置くだけなら芸が無いので
キーボードの幅で天板を切り取り
同じ幅の傾斜を付けた板を作って填め込み接着しました。

ラック部のラックレールを製作します。
既製品を購入することも可能ですが25mm角のスチールアングルを使用すれば数百円で好きなサイズで作ることが可能です。
4.2mmの下穴を開けてタップを切っていきます。

配線用の穴を開けたり828MK3の放熱用の穴の加工をしたりして、こんな感じでラック部が完成しました。

あとは組み立てて配線して終了。

目標通り奥行き400mmのミニマルDTMデスクの完成です。

構想期間は数ヶ月で製作期間は週末のみ3週間ほど掛かりましたが、パワードモニターも上手く設置でき最小限のスペースで必要な物は完備という嬉しい結果となりました。
市販されていない物は作るべし!



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